お恥ずかしい話、最近反省した出来事について今日はお話しようと思います。
去年、ある不動産売買の仲介をさせていただきました。
売主様と買主様との間で、無事契約直前というところまで来ていました。
不動産取引では、契約の前に済ませておくべき、いくつかの段取りがあります。
それらの段取りについて売主様と、主にメールやlineでやりとりさせていただきました。
そんなある日。売主様から1通のメッセージが。
「この売買のお話、なかったことしたいです。」
一瞬、目の前が暗くなったことを覚えています。
なんとか売主様と直接お話する機会を作っていただき事情を伺いました。
私は知らず知らずのうちに、売主様に対し、文章でのやり取りにおいて専門用語を使いすぎていたり、
疑問符がついている売主様を置いてきぼりしていることも分からず、矢継ぎ早に指示をしてしまっていました。
一般の方にとっては、不動産売買なんて、人生で1,2度くらいの経験。
わからないことが多くて当然です。私はそんな気持ちも理解せず業務を機械的にやっていたのです。
それからは、当事者双方と直に会う機会を多くしたり、なるべく分かり易い内容でご説明するように努めました。
その案件も成約、無事引渡しと決済が完了しました。
当たり前のことですが、改めて初心を忘れない、常にお客様と同じ目線に立つことを再認識しました。